【今さら聞けない】ブライドルレザーって?

ブライドルレザーって?

こちらのサイトに訪れるほとんどの方が女性なので、あまり馴染みがない言葉だと思います。

 

男性へのプレゼントなどで財布を選ぶとき良く聞くワードがあります。

 

それが「コードバン」と「ブライドルレザー」です。

 

特に男性向けの財布でよく聞かれる言葉です。

 

「コードバン」ブライドルレザー」よく分からなくても何かカッコいい響きですよね(笑)

 

よく分からなくて買ってしまった方もいらっしゃると思います。大丈夫です。素晴らしい革です。

ブライドルレザーって?

ブライドルレザーは「牛革」です。

 

ブライドルレザーはもともと馬具として使われていました。

 

「んん??馬具って何??」っとなるかもしれませんので、簡単にイラストで説明すると、

上のイラストでブライドルの意味も同時にお分かり頂いたかと思います(笑)

 

もともとメインで使用される手綱の性質上、頑丈なのはもちろん水分にも強くないといけないので、

 

ブライドルレザーは水分にも強い革とされています。使い始めの方はですが。

 

このブライドルレザーを馬具以外の製品にも使っているという事なのです。

普通の革と何が違うの?

スゴく大雑把に革が完成するまでをイラストで説明すると

 

普通の革は

こんな感じなのですが、(以前書いた鞣し(なめし)とは?のイラストを使っています。)

 

ブライドルレザーは

ブライドルレザーはこんな感じになります。

 

ただでさえ鞣し(なめし)は手間がかかるのにさらに手間と時間をかけ、大量のワックスを塗りこみます。とにかく手間がスゴいのが特徴ですね。

 

詳しく書けば書くほど訳が分からなくなると思いますので、イメージだけして頂ければと思います。

 

何が難しいかと言えば、例えば、「〇〇社ではショルダーをピットに数ヶ月浸けて」とか、

 

「銀面(革の表面)を擦らないブライドルレザーもあったり」とか

 

聞きなれない用語や革の種類が多いので、かなり興味がないとついていけないと思います。

 

大まかに理解できたらそれで十分です。

どれがブライドルレザー??

日本の男性に人気で主に流通しているブライドルレザーをコードバンと比べてみながら紹介していきます。

ブライドルレザーとコードバン商品比較

 

ブライドルレザーとコードバン
ブライドルレザー コードバン
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しみ込んだワックスが白い模様のように浮き出ているのが特徴。

エナメルとは違った光沢感が特徴のコードバン。

主に日本で流通しているブライドルレザーはこのように白い模様がついているものが特徴です。

 

使い込んで行けば行くほど、しみ込んだワックスの白い模様は消えていき、経年変化とともに光沢感も増して行きます。

 

この白い模様を「ブルーム」と呼び、ブライドルレザーの証明としています。

 

っと、言っても「ブルーム」がない高品質なブライドルレザーも沢山ありますが、

 

日本ではほとんど見ることはありません。

 

よりワックスをしみ込ましたブライドルレザーもあるのですが、

 

商品が作りにくい(接着剤とかがつきにくかったりする)ことがあるので、

 

商品作りなどにおいて、業者さんに選ばれたブライドルレザーしか流通していないのでしょう。

ずっと水に強い?

水に強いとは言いましたが、どのくらいの期間強いのでしょうか。

 

最初はもちろん強いです。ワックスを塗りに塗りまくっているので。

 

しかし、半年から1年以上たった頃から表面をコーティングしているワックスが減少するため、

 

水分に弱くなっていきます。

 

水に強いからって油断しすぎた方のブライドルレザーはシミだらけだったりします。

 

そのため、財布の革のケアが定期的に必要になってきます。

 

暑い中、蒸し蒸しのお尻のポケットに財布を入れている方もいらっしゃいますが、

 

頑丈なブライドルレザーでも見た目はボロくなってきてしまいます。

 

なのでレザーケアが大切となってきます。

 

「めんどくさいーっ!」と思った方のために簡単にできるレザーケア商品をご紹介します。

レザーケア商品

 

レザーケア4選
シュプリームクリームデラックス レザー用防水スプレー
詳しいページへ 詳しいページへ

内部へゆきわたることで微細な皮革繊維に潤いを与え、深みのあるしっとりとしたツヤが生まれます。

カーボン繊維のような網目状の保護膜を対象物の表面に構成し、強烈な防水性を実現。

クロス レザーケア4点セット
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レザー製品を傷つけず、安心して使える、柔らかなコットン製 のクロスです。

コレさえあればクリーニングから防水処理までできるセットです。レザーケア初心者向けにオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ブライドルレザーはとても歴史が長く、

 

長いところでは2000年の歴史がある工場もあります。

 

そのため、多種多様なブライドルレザーがあり、特徴も様々です。

 

ちなみに日本でもブライドルレザーは製作されています。

 

成牛の革にいかに付加価値をつけ、ブランド力を落とさずに、

 

提供するかを考え抜かれた革の種類だと思います。

 

(参考までに牛の「原皮」の希少価値の順位ついてはこちらをご覧下さい。ブライドルレザーは主に「ステア」を使用しています。)

 

ブライドルレザーは「コードバン」に並んで男性に最も好かれるレザーの1つとも言えます。

 

その代わり日ごろのケアは必要になってきますので、お気をつけ下さい。

 

よほど悪質な扱いをしない限りは大丈夫かと思いますが。

 

今回も最後までご覧頂きありがとうございます。

最終更新日 2023年10月17日

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